初心者レイヤーさん、男装レイヤーさんは特にご注目!
今回はウィッグ製作の『基本のキ』、ウィッグのハネさせ方について説明いたします。
・あんさんぶるスターズ!/明星スバル風
「メーカーによって、うまくいったりいかなかったり」
「仕上がりにムラがある」
「そもそもうまくクセがつかない」
たった2つのポイントさえおさえれば、こんなお悩みも即・解・決!
わかりやすい動画もありますので、ぜひ最後までご覧ください。
用意するもの…
1.ウィッグ
2.コテやアイロン(ご自身が使いやすい方でOK!)
3.熱に強い手袋など(必須ではありませんが、あると便利)
4.ワックス(ハードタイプがオススメ)
5.ヘアスプレー
では、さっそく始めましょう♪
まずはハネさせたい部分の毛を取り、コテやアイロンで熱を加えていくんですが…
…そういえば、設定温度って何度にしたっけ?
というわけで!ここで1つ目のポイントです。
ウィッグへのクセづけで重要なのは、実はコテ・アイロンの設定温度なんです!
怖がって低温で作業すると、繊維に熱が伝わらずなかなかクセがつかなかったり…
かといって高温で作業すると、最悪チリチリになって取り返しのつかないことに…
●ポイント1
『コテ・アイロンの設定温度はウィッグの耐熱温度-10℃』
それだけのことと侮るなかれ!
ぜひ、覚えてくださいね♪
もちろんこの段階ではハネの形はできていなくて大丈夫!
クセづけたい部分の毛に、まんべんなく熱が伝わっていればそれでOKです。
次はいよいよ実際にハネを作っていきます。
繊維が熱いうちに、作りたい形になるよう毛先を持ち、冷まします。
(写真は素手ですが、ここで手袋をしておくと「アチチ!」とならずに済みますよ)
冷まします…
冷まします…
冷まします…
ここで2つ目のポイントです…
繊維が完全に冷めてから手を離すと…
しっかりしたハネができました!
そう、熱を加えた後は、とにかくしっかり冷ましきる!
ウィッグにクセがつくのは、温めた繊維が冷えるときなんです。
●ポイント2
『加えた熱はしっかり冷ましきる!』
★ここまでの作業を動画でおさらい★
ハネは、その都度ワックスとヘアスプレーで形をキープしましょう。
(このとき、根元を少し引き出すようにすると立体感が出ます)
再現したいハネが全て完成したら、全体にヘアスプレーを吹きかけて仕上げます。
ここからは上記の方法でハネを作った、キャラクター向けのウィッグをご紹介!
・左:Fateシリーズ/アーサー・ペンドラゴン風
・右:あんさんぶるスターズ!/大神晃牙風
・左:刀剣乱舞/大和守安定風
・右:テニスの王子様シリーズ/跡部景吾風
ハネがしっかりキマッていると、立体感や奥行きのある、ワンランク上のウィッグになりますね♪
今さら聞けない『基本のキ』な情報、これからもどんどん発信してまいります!
「私が作りたいのは、もっと重力に逆らった異次元のハネなんだけど!?」
という方はこちらもチェック!
その他!ご使用ウィッグのスタイルやカラー、加工等に悩まれた場合は
クラッセスタッフまでお気軽にお問い合わせください!
メール:message@classewig.com