
皆さんこんにちは。
クラッセスタイリング担当の碧(あおい)です。
前回ご紹介させて頂いた
COSボードを使ったアレンジは
いかがでしたでしょうか。
今回もCOSボードを使って
ウィッグのアレンジの幅を
広げていきたいと思います。
今回は自在に浮かせられる
テールを制作していきます。
使用しますのは
PROポニーテールベース – ピンク07
PROバンス80cm – ピンク07
そして、COSボード(シールタイプ)

まずはブロッキングから。
頭頂部から目尻までを前髪にします。
玉藻の前風ということで、前髪とサイドをぴょこんとはねさせます。
はねる部分からサイドの長い部分にかけて
馴染みを良くするために、サイドから画像のように表面の一束を取り
残りはそのままサイドに置いておきます。

では、前髪をカットします。
ポイントはカットした後に梳きハサミを毛先中心に入れる事。
そうすることで毛先のまとまる、ボリュームのある前髪が仕上がります。

次に、初めに表面の一束を取っておいたサイドの
上の部分をカットしていきます。

次に、軽く毛先を梳きます。
アイロンを使って外ハネにしていきますので
その際に前髪を三分割し、真ん中の髪は置いておいてください。

サイドはそのままでもまとまりますので
長さを少し整えるだけにしておきます。
正面が完成しました。

それではバックに移ります。
まずは結い直しから。
今よりも少し高い位置に結い上げましょう。
ポニーテールベースは結い直ししやすく設計されています…
が!!!!
失敗せずにできるとってもオススメのアイテムが。
マネキンスタンド!
(※添付写真のマネキンスタンドは、現在廃番しております。)
マネキンにウィッグを被せて
下図のように頭頂部ともみあげ。襟足を二か所まち針で止めると
ウィッグがマネキンに固定されて結い上げしやすいんです。

後はマネキンを自分側に倒すのがポイント。
自分のおへその前に結い上げたい位置を置いておくととっても結い上げやすいです。

結いなおしましたらテール部分に解体したバンスを被せていきます。
結い直し後の写真がブレブレで掲載できないことを
お許しください…><

バンスの解体は此方を参考にしてくださいね!
そして、ここからCOSボードの登場です。
中央の長い部分。毛先のカールを固定するために
COSボード(シールタイプ) Mサイズ 3mm厚 白 を使用します。
まずはCOSボードを細長くカット。
端っこに針金を仕込んでいきます。
針金を巻き込むようにくるくると丸め
こんな感じにしていきます。

これを2本作り、曲がった部分をテールに食い込ませて
グルーガンで固定します。
その際に先に土台のテールを分けておくと便利です。

2本取り付けるとこうなります。

しっかりと固定しましたら根元に分解したバンスを取り付けます。
ゴムを使って結ぶと下図のように固定することが可能です。

毛先の部分はグルーガンを使ってCOSボードに貼り付けてください。
固定することが出来ましたら、ハードスプレーでキープします。

うっかり撮影を忘れてグルーガンの画像が
反対側の加工時の写真になってしまいました…
申し訳ございません。(´・ω・`)
余分な毛先はカットし、梳きばさみで毛先を細く整えます。
毛先もセット剤やスプレーできれいに形を固定しましょう。

これを右側も同じように繰り返しますと
玉藻の前風ウィッグの完成です。
テールの広がりは中の針金を動かすことで自在に変えられます。




360度、玉藻の前風っぽく仕上がったかなと思います!
玉藻の前風と言えばリボンとお耳も
かわいいポイントですね♪
今回はキャラヌノ担当のサクラちゃんが
ピッタリの生地を碧に恵んでくださいました。

このキレイなヌノはキャラヌノサテン – ブルー294
そしてこの白いゴムのようなものはなんと!
クラフトワイヤーというお役立ちアイテムなんです。
私もはじめて知ったんですが、襟や帽子のツバなどに仕込み
形を保つものなんだそうです。
今回はリボンに仕込ませていただきました!

ジャジャーン!!
リボンの形がきれいに保たれるってすごい!!!

お耳も付ければ玉藻の前風の完成です!
COSボードの使い道は造形だけじゃない!
あのキャラやこのキャラの制作にも大活躍♪
軽くて仕込みやすさも抜群!
皆様もぜひ色んなウィッグセットにお試しください。
その他、ご使用ウィッグのスタイルやカラー、加工等に悩まれた場合は
クラッセスタッフまでお気軽にお問い合わせください!
メール:message@classewig.com
それでは、またお会いしましょうヾ(*’〇’*)






