◆花魁風スタイル!◆

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皆様、あけましておめでとうございます。

旧年中はひとかたならぬご愛顧にあずかり、
誠にありがとうございました。
本年もクラッセをどうぞよろしくお願い致します。

今回は新年にちなみまして?
“花魁風スタイル”を紹介します。
一度は挑戦してみたいあのスタイル。
必見です!

改めまして、皆さんこんにちは、
クラッセスタイリング担当の碧(あおい)です。

さてさて、新年ですね。
お正月はやっぱり着物!
着物と言えば花魁!! (*゚ω゚)ノ

と、いうことで今回はあの“花魁風スタイル”に挑戦です!

凝ったスタイルは、土台になるウィッグを買って
さらに毛束を買って…あれもとこれもと…
出費が馬鹿になりません。

そこで、今回はPROのストレート80センチのピンク07のみ
を使用して花魁スタイルに挑戦したいと思います!

まず、用意をするものは…

1・コーム、ブラシ等の櫛
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2・セット用のスプレーやワックス、ダッカール等のピン。
3・カットハサミと梳きハサミ。
4・毛量のかさましをしたい時に中に詰められるもの。
(代用例としましては綿や、毛たぼ等です。)

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以上を用意します。

先ずは、カットの時には欠かせない、大切なブロッキングから。

ブロッキングが活躍するのはカットの時ばかりではありません!

アップやアレンジをする際、作業しやすく、絡みにくくするためにも
やはりブロッキングは欠かせないのです!

最初に、下の画像のように分けます。

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髪をアップにすると、
どうしても襟足がたわんだり、襟足の処理が上手くいかなかったり。

なので今回は、8番の部分をカットしてしまい
「毛たぼ」として利用していきます!

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さて、ブロッキングの話題に戻ります。
前髪はこんな感じに、いつもの三角形よりも小さめです。

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いつもの三角って?カットのブロッキングって?
と思われた方は
◆カット失敗の可能性を最小限”にするブロッキングの方法◆
をご参照くださいませ。

クラッセよりお知らせ


それでは実際にウィッグを使用してブロッキングします。

【1から3】
ここは前髪ともみ上げの部分になりますので
あまり量を多く取らず、必要な分だけの幅を取りましょう。

1の部分は頭頂部から目じりをつないだラインの幅分を分けたものです。

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1の部分が前髪に、3の部分がもみあげになります。

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【4から6】
4から6番は、頭頂部から耳横を繋いだ部分までを分け取ります。

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毛量が少々少なくても、後で逆毛を立てたり毛たぼを入れて
増量できるのでご安心を!d(d´∀`*)

【7、8】
残りの7、8は、あとで分け取っていきますので
今は邪魔にならない様にまとめておきましょう。
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※カットした髪を「毛たぼ」に再利用したい場合は、
先に8番部分をカットしてください。
(詳しくは後ほど説明いたしますので、最後までお目通しお願いします><)

それでは、花魁の髷部分の加工を始めます。

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まずは6番に逆毛を立てて、トップの髷を作ります。
※逆毛を立てる際はコームを使用します。

逆毛をたてる時は、一番前側になる髪を残しておく事が大切です。
残しておかないと、くしゃくしゃの髪が表面に出てしまいます。

逆毛を立てず残すのはこの部分。

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画像の様に少しずつ分け取ってから逆毛を立てていきましょう。

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それでは逆毛を立てていきます。

画像の様に、毛を指で挟んで引っ張り、
その間にコームを入れ、根元に向かって動かします。

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するとくしゃくしゃっと髪の毛が
根元でまとまって、フカシの様なものができます。

こんな感じです!(下記画像参照)

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それでは残りの髪も逆毛を立てていきましょう。

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逆毛を全て立て終わったら
その髪をまとめて後ろ側でくくります。
※この時にはまだ表面の髪は置いておきます。

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この部分の髪は逆毛を立てる量によって、大きさを変える事が出来ます。

お好みの大きさで自由にアレンジしてあげて下さい。
大きく盛りたい場合は、

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6の幅を多くとってみたり
4から6をブロッキングする時に、後頭部下からも毛量をとると
もっと大きく盛ることが出来ます。

その他にもコームを使って、
盛った部分を画像の様に引っ張り上げ、高さを盛ることもできます。

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さて、高さがある程度決まったら
表面に逆毛を立てていない髪をかぶせていきます。

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画像の青○部分の様に、短い髪が出てきた場合は
ワックス等で押さえるとなじんでくれます。

ワックスは、手のひら全体にワックスを伸ばし
表面を撫でるようにつけてあげましょう。
毛先はゴムで固定をしてあげると安定しますよ。

高さの調節は、
ゴムで固定した部分をつまんで前に押しますと
ある程度の高さが調節できます。

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最終的な固定は全体のバランスを見てから行いますので
先にサイド部分を作ります。

サイドも先程と同じように幾つかに分け、逆毛を立てていきます。
この時も表面に逆毛が出ないよう、
一番前にくる髪は、逆毛を立てずに残しておきましょう。

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必要なボリュームの分だけ逆毛を立てていきます、
(毛たぼを入れる場合は、そこまで逆毛を立てなくても大丈夫です。)

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画像のように逆毛をたてていくと
根元近くにフカシが入ります。

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さて、ここで「毛たぼ」を入れます。
今回は、前回のカットで余ったウィッグの髪と
100均で売っている綿を用意しました。

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ここでは分かりやすいように、ウィッグと違う色にしています。
実際に使用される際は、予め綿をウィッグ同じような色に染めたり、
ウィッグ切った部分を再利用(先にブロッキングの7を結って、8の髪を切る)
するなど、工夫をして頂くと良いかもしれません。

カット済みの髪を「毛たぼ」に再利用する場合は、画像の様に丸めてご使用下さい。

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綿やカット済みの髪(以降一律で「毛たぼ」表記)を
逆毛を立てた根元に固定していきます。

固定はピン等で上下を簡単にとめて頂くだけで
しっかりと固定ができますよ。

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毛たぼを固定しましたら、先程逆毛を立てた髪と
一番前の除けておいた髪をかぶせていきます。

が、その前に!

後ろを結うのを忘れていました…
すいません(ノω-、)

結うのは7の部分です。
結いあげるのに必要なボリュームの分だけ取りましょう。

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カット済の髪を「毛たぼ」として使用される場合は
8の部分を先にカットを済ませてしまいましょう。

では、7の部分を結っていきます。

ところで皆さまは、ゴムで結ぶ時に
毛先がゴムと絡まったり、結びにくい事ってないですか?
そんな時は!

下記画像をご覧ください。
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まずは輪っかになっていない1本のゴムを用意します。

髪を持っている手の親指と人差し指でゴムの端を挟みます。
そして反対側のゴムの端を、空いた手でつまんで
結いたい髪の先と持っている手の下をくぐらせ根元に巻き付けます。

何度か繰り返しますと、根元がしっかりと
縛られた状態になっていますね。

縛ったゴムが緩まない様に気を付けながら
ゴムの先を結びます。

そうすれば毛先が邪魔にならずに結い上げる事が出来ます。

ちょっと前後してしまいましたが、サイド部分の加工へ戻ります。
毛たぼがくっついたままの状態でした。
放っておいてごめんなさい…(・ω・`)

では、固定した「毛たぼ」に先程逆毛を立てた髪と
一番前の残しておいた髪を、覆うようにかぶせます。

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かぶせた髪の毛先を斜め上に捩じりながら
結った髪の根元の方に持って行きます。
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捩じった髪の根元(捩じりはじめ)をピンで打って留めます。

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ピンを少し立てて打つと、画像の様に
1本のピンでしっかりと固定する事が出来ます。

後は固定した部分をスプレーで固めると緩んでくる心配もありません。

しっかりと固定出来ましたら、残しておいた綺麗な髪を表面に被せて
同じようにピンを打っていきます。

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表面から「毛たぼ」が見えてしまう場合は
コームの尖った先(テール部分)を使って、毛たぼを押し入れます。

全体の形が綺麗に整ったらスプレーで固めていきます。

反対側も同じように進めて行きます。

実験のため、綿を毛たぼとして使用します。

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両側が完成しました。

今回は控えめに小さく作ってみましたが・・・

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のように、目的に応じて好きな大きさにできます。

また、前髪との境目は、
表面の髪を少し弛ませると隠すことが出来ますので
根元まで綺麗に仕上がります^^
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と、ここまで如何でしたでしょうか?
新年早々、血と汗を滲ませてしまっていたらごめんなさい。

加工に疲れた方は、ここで一度休憩して
リフレッシュです!

ここまでくればあともう少し・・・!

この続きは、次の記事をご覧ください。
それでは、またお会いしましょう(*’O’*)シ

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